褒めない・叱らない子育て

怒りたくないのに、ついついイライラして怒ってしまうんです・・・
そして、怒ってしまった自分に自己嫌悪で、落ち込んで泣きたくなります。

よくクライアントさんからそんな声をお聞きします。
私も同じ経験をしてきましたし、コーチングを学び続けている今でも、
イライラしてつい口を出してしまうことがあります。

コーチングは関係が近いほど難しいと言われてるんですよね。
コーチも人間。感情というものがあります。
感情が先に出てしまうと、ついついね・・・・
コーチングマインドが置き去りになってしまいます。

アドラー心理学でも、「子どもを褒めず・叱らず、勇気づけることが大切」と言われています。
「え?褒めない?叱らない?どうやっていい悪いを子どもに教えるんですか?」
皆さん必ずと言っていいほど、そういう反応をされます。

ではいったいどのように声かけしたらいいのでしょうか?

アドラー心理学は、対等な関係(上下関係がない)という考え方が基盤にあります。
親と子においてもそれは同じです。親と子は対等な関係であり、子どもを1人の人間として認め、
尊重することが子どもの自立を促します。

親の思うことから外れた行為に対しては叱る、親の思う良いことをしたときには褒めるという行為は、
親が子どもをコントロールしている状態です。怒られるからやらない、もしくは怒られるからこうする。
褒められるから頑張る・・・それは親からするとやりやすいいい子に見えるかもしれませんが、
実は、子どもが自分で考えて行動するという、子どもの自立を妨げる行為です。

アドラー心理学で褒める、叱る代わりに推奨されているのが「勇気づけ」です。
「勇気づけ」とは、子どもをありのままに受け入れて、子ども自身を見守っているということを伝えることです。

具体的には・・・
★褒めるのでなく、気持ち、感謝を伝える。
お手伝いなどをしてくれた時、「お手伝いできてえらいねー。」「お手伝いできるなんて、すごい!」という褒める言葉ではなく、「お手伝いしてくれて嬉しい。」「忙しかったから、手伝ってくれて助かった。」「ありがとう」という感謝の気持ちを表現する声かけに変えてみましょう。
感謝を伝える声かけをすることによって、子どもは誰かの役に立つことに喜びを感じ、自分で考えて行動できる大人に育つのです。

★結果でなく過程に注目した声掛けをする
いい成績を取ったとき、何かで1番を取ったときなど、良い結果が出ると、
つい「1番なんてすごーい、やったね」と結果を褒めてしまうものです。

1番はもちろんすごい結果なのですが、そこだけをピックアップして褒めてしまうと、一番になることがすごいのだと錯覚してしまいます。
1番を取ることだけが目的になってしまいます。

「毎日がんばってたもんね。」というように努力の過程を認める声かけに変えてみましょう。
1番を取っても取れなくても、そこに向かってやっていたことは、すべて子どもの糧になります。
例え、悪い結果が出たとしても、努力の過程を認める声かけは有効です。

また、ごはん中よそ見をして、コップの水をこぼしてしまった時、
「よそ見してるからこぼれたじゃないの。だからいつも言ってるでしょ。」
なんてことはよくある話ではないでしょうか?
そんなときも、こぼれたという結果ではなく、過程に着目します。
「こぼれたね。なんでこぼれたんだろう?」子どもに考えさせます→「よそ見してたから」
「そっか。じゃ、こぼれたこれをどうすればいい?」子どもに考えさせます。
多分拭くとか解決策を考えてくれると思います。
そうして、自分のやったことを振り返って、自分の経験とするチャンスになります。
結果だけを責めて失敗という経験を奪わないようにしてくださいね。
失敗から学ぶことは非常に多いです。

★子ども自身に目を向け、一般的な数字や他の子と比較しない
子どもによくなってもらいたいからこそ、ついつい他と比較して、足りない部分を埋めさせようとしてしまいがちですよね・・・
「〇〇ちゃんは毎日お手伝いしてるってよ。」
「普通これくらいできるでしょ。」
「勉強してたら、成績こんなことにならないでしょ。」
他の子と自分の子を比べてつい優劣をつけてしまうことがありますが、他の子と比較することは良くありません。
人間だれしも得手不得手があって、ペースも人それぞれ、うまくやる方法も人それぞれです。
子ども自身に着目して、できていないことではなく、できていることに着目して、伝えてください。
「最近前より少し勉強する時間増えたよねー。」
「今日〇〇してくれたの助かった。ありがとう。」など。
自分のできているところが見えると、自分の得意を活かした行動を自分で考えてする癖がつきます。

頭では分かっていてもなかなか難しいと思います。
でも少しずつ心がけることで、なにか変わってくると思います。
またご質問やこういう時どうすればいいの?など疑問があれば、お問い合わせからメールをいただくか、
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